税理士事務所にお願いするのを止めて自分でするようにして顧問料が浮いたことも大きかったけれど、
何より、大きかったのは、
売るつもりで放置していた家を貸すことにしたこと。
この方針の転換は大きかった。
後輩の同業者に、「売れないんだったら、売れるまで、貸せばいいんじゃないですか?」と言われたのがきっかけかな。
貸しても毎月のローン支払いの半分程度の家賃したもらえない、と分かっていたし、
買ってくれる人が現れた時に、誰かに貸していたら、売れなくなっちゃう、と考えていました。
でも、もう、背に腹は代えられないぐらい追い詰められていた・・・。
家って空き家にしておくと、どんどん傷むし、その管理で通うのも大変。
庭にスズメバチが巣を作って、ご近所から苦情が来たこともあったな。
なんとか借りてくれる人が見つかって、ローンの半分でも、家賃の入金が始まると、えらい楽になった。
ちょっと足らないのと、全然足らないのとでは、雲泥の差なんだな。
それはすなわち不動産賃貸業ということになって、
そっちで赤字の分は、他の黒字の分と相殺できることも、結果的に良いことになった。
後から知ることになるのだけど、世の中には、そういうビジネスモデルもあるらしい。
まあ、いろいろあって、
自分のことを、本気で心配してくれるのは自分だけなんだ、という思いを強くした。
それと、あれだね。
自分で経理をやり始める前までは、税務調査をある程度心配していた。
心配する、と言っても、この飲み屋の領収証は経費で落ちるか、ぐらいの心配だけど。
でも、自分でやって分かったのが、
「うちには税務調査は来ない」
ということ。
同業者を、税務調査が入るリスクを基準に並べてみると、自分は結構後ろのほうになることが分かった。
うちに来るなら、その前に、あっちのほうが先だろう、と言う感じ。
・・・
以上、申告会場で思ったことでした。