披露宴の主賓の挨拶、朝礼の校長先生の挨拶、飲み会の乾杯の音頭、坊主の説教、街頭インタビュー・・・・。
いろいろ、挨拶ごとはありますが、
以前は、そんなん、退屈で退屈で仕方ありませんでした。
普通のことを言うのだったら、あえてしゃべる必要もないんじゃないか、とまで思っていました。
でも、いざ、自分にその順番が回ってくると、
なかなか、普通のことでも、ちゃんと言えないものですね。
丁寧語が変になったり、語尾を濁したり、そもそも声が通りにくかったり・・。
自分のことを棚に上げると、「あの挨拶は1ミリも面白くなかった」といくらでも悪態がつけますが、
自分を棚から降ろしてくると、「あなたよりずっとマシ」と、別れ際に交際相手からもらう捨てセリフのようなことになってしまいます。
いざという時に、典型的なあいさつがちゃんとできるのも、オトナのたしなみではないでしょうか。
昨日の舛添さんの最後の挨拶は、その典型でした。
世間の評価は低そうですが、挨拶の文章だけとれば、非の打ちどころのない挨拶だったように思いました。
誰かの作文でしょうけれど、あんな普通の原稿が書ける才能も世の中には必要と思います。
面白いことを言ってやろうとか、上手いことを言ってやろうかとか、
そういう下心があると、素人はたいがいすべって逆効果ですよね。
普通でいい!
と思うことにします。
毒にも薬にもならないコメント募集中です^^;。