アメリカで、人権を保障する憲法?法律?ができた時、
それを真っ先に利用したのは、人ではなく、法人だった、というエピソードがあった。
法人は、名前の通り、法律上の「人」であるから、人間と同様に権利が保障されてしかるべきだ、という理屈だ。
ただし、法人が悪いことをした時に、人間と同様に、刑務所に入れたり、極端な話、死刑になったりすることは無い。
「株式会社〇〇」は、今、ムショにはいっている、とか
「株式会社〇〇」は前科何犯とか、
そういうふうには、ならないのである。
それで、ジャニーズの話になるのだけど、当の本人は亡くなっているけれど、あの事務所はその立ち上がりから、本人そのものを具現化したようなものだから、事務所という法人が責任をとってしかるべきと考えてしまうが、それは、あくまでも、法律的にではなくて、人道的に行われるだけで、おのずと限界があるだろう。
名前を変えないのにも、非難する人も多い。
でも、名前を変えられて、知らないふりをされるよりも、いっそ、名前を、ジャニー喜多川事務所に変更したらどうだろうか。
そうしたら、事務所の経営陣、スタッフ、所属するタレント達、CMを依頼するスポンサー、タレントを使うテレビ局、などの関係者も、
亡き彼の名前を背負って仕事をする、仕事を依頼する意味がより明確になると思う。