急に思い立って、伊丹十三記念館へ行くことにした。
思い付いた場所は、九州自動車道のサービスエリア。
すでに車に乗っているので、車で行けるルートを、グーグルマップで検索する。
マップには、パッと見て、3種類表示された。
一番近いルートは、大分と愛媛を繋ぐルートで、それが橋で繋がっていないのは、誰でも知っている。
フェリー代もかかるし、港へ行ったあげく、満車で乗れないってこともあるので、そのルートは除外。
あと2つのルートは、中国から四国に向かうルートが、青い線で示してある。
淡路島経由のを除けば、ルートは2つしかないことは知っていたので、
前にも通ったことがある西寄りのルートを採用することにした。
九州を出て、山陽道を結構な距離走る。
やっとグーグルが「あと500メートルで出口です。」と言う。
え?
高速降りるの?
山陽道と四国へ向かう道は、高速道路で繋がってるんじゃないの?
と思ったけれど、マップ上に青色で表示されているルートは、確実に四国を向いている。
高速を途中で降りて、再度、乗り直すと、料金がちょっと高くなるんだよな、と思いつつも、
降り損ねて、次のインターから引き返すのも相当疲れることを知っているので、ここはグーグルの指示に逆らわずに降りることにした。
下りてみたら、「大島大橋」と書いてある看板もあって、「ああ、四国へ渡る橋の1個目の名前がそれなんだろう」と、ちょっと安心。
でもね。
高速の誘導路と国道とのT字の交差点に信号が無かった。
普通、高速から降りて一般道に出る時、信号ぐらいあるでしょ?
それが無くて、
無くても大丈夫なぐらい、その道を走る車が少ない。
まあ、それでも、到着までの残り時間は順調に減っているので、そのまま走り続けた・・・。
山道を降りるように走って、その大島大橋まで来ました。
うーん。
歴史を感じる橋だけど、違和感ある・・。
まあでも、地図からして、次の大きな橋を渡れば、いよいよ四国だ、と思って頑張って走ります。
ただね。
あれですよ。
地図上の残りの距離と比べて、
残り時間が妙に長い。
あと、次の橋、妙に長くない?・・・。
それで、初めてマップを手にとって、拡大してみたら、
あれでした。
フェリーで渡るルートでした。
マジか・・。
すでに5時間ぐらい運転していて、あと、フェリー乗り場まで30分ぐらい。
松山まで、残り2時間半の表示があるので、上手く乗れても、1時間ぐらい待つのかな。
もし乗れなかったら、引き返さないといけない。
来た道を戻って高速に乗り直すと、残り時間4時間半、になっている。
行くも地獄、戻るも地獄とは、このことか・・・。
経験上、悪い方を選んでしまうのが、自分の性なのでした。