IHGのポイントを購入すると、100%増量分のポイントがもらえるキャンペーンが来て、思わず結構な金額分を買ってしまった。
購入する際、何故かドル建てだったので、1ポイント1円でないことは分かっていたけれど、
使う時になって、1ポイント1円として使えないことを初めて知る。
ポイントのみで宿泊しようとすると、円の数字よりも高い数字のポイントを要求される。
結局、ポイントに依存しないで、普通に支払っても、ポイントと等価なのかもしれない。
でも、購入したポイントは使わないともったいないので、遣い切るまでは、IHGのホテルを利用することにする。
今回の出張では、横浜の三日月の形のビルに泊まることになった。
あんな派手な形のホテルが、IHGグループの中では安いほうになっていることに驚いた。
チェックアウト後に、
「ポイントのみの、無料宿泊を経験されてどうでしたか?」
というような件名のメールが来たが、
「無料じゃねえよ!」
と心の中で毒づいた。
そんなこととは別に、このホテルには思い出がある。
最初の結婚をして、上の娘がまだ赤ちゃんだった頃、元嫁のおじさん夫婦から招待されて食事をしたのが、このホテルのレストランだった。
私たち家族と、嫁の両親と、おじさん夫婦。
向こうの親戚の集まりに、外からボクが参加した、という恰好なのだった。
田舎から出てきた自分は、ホテルの豪華さや、窓から見えるベイブリッジや遊園地の観覧車がキラキラしていて圧倒される。
ロビーを歩く客の女性たちでさえ上品に見えた。
当時、バッタもんのハンティングワールドのシステム手帳を気に入って使っていたけれど、
それを、レストランのテーブルに何気に置いた時、バッタもの感と、使い古して汚れた感じが強調さて、慌てて仕舞ったのを覚えている。
その場に似合わなくても、せめて本物だったら、また違ったのかもしれない。
そのおじさんは、世にも羨むライセンスで仕事をしていて、
「〇〇君のライセンスは永久ライセンスだから良いね。ボクのは、時々更新があって・・・」
と話してくれたことを覚えている。
その食後か、食前か、記憶ははっきりしないが、観覧車には間違いなく乗った。
その観覧車からの風景で、今でも目に焼き付いているのは、横浜の夜景ではなく、道の停まっていた車。
フォード社のプローブ。
数年前、買うを諦めた車がそこにあった。
あの大きな観覧車だから、車を確認できたのは、観覧車に乗った直後が、降り際か・・・。
結局、あとになって、中古車を見つけて買うことになるんだよな。
当時は、横浜、みなとみらい、・・・なんて断片的な言葉だけで、電車に乗り何とか辿り着いた感じだった。
人生も、何かふわふわと、自分の立場も、立ち位置も、良く分かっていなくて、起こる出来事に反応していただけのような気がする。
今は、グーグルマップもあって、歩いてだって横浜に行けそうだけど、
起こる出来事に反応するだけの生き方は変わっていない。
三日月の形のビルが、自ら手離した大事なものを象徴しているようで、自分のアホさ加減が身にしみた。